披露宴の余興は、ゲストをおもてなしする大切なコンテンツのひとつ。余興にはさまざまなパターンがありますが、最近では、新郎新婦が自ら余興を企画するケースも増えています。そこで今回は、新郎新婦による余興の企画ポイントやおすすめアイデアなどをお伝えします。

自作自演?「新郎新婦による余興」が増加中

結婚式を終えた新郎新婦

披露宴の余興というと、新郎新婦の友人が歌やダンスなどを披露するのが定番ですよね。でも最近では、新郎新婦が自ら企画し、2人でゲストを盛り上げる余興も増えています。

新郎新婦による“自作自演”の余興には、次のようなメリットがあります。

友人に負担をかけずに済む

披露宴の余興は手間ひまがかかります。企画や準備には少なからず時間や労力が必要なため、余興を頼まれた人に大きな負担がかかってしまう場合も。実際、「余興をお願いしたら迷惑では?」「友人にも披露宴を楽しんでもらいたい」と躊躇する新郎新婦も多くいます。

その点、新郎新婦が自ら余興を企画すれば、友人に負担をかけずに済みますし、ゲスト全員に披露宴を楽しんでもらうことができます

ゲストにおもてなしの気持ちが伝わる

新郎新婦による余興には「ゲストにおもてなしの気持ちがしっかり伝わる」というメリットもあります。披露宴には多くのゲストを招くため、一人ひとりと言葉を交わしたり、感謝を直接伝えたりはできません。

ですが、新郎新婦がおもてなしの気持ちをもって自ら余興を行なえば、会場は大いに盛り上がることでしょう。

披露宴の余興を企画するポイントと注意点

ゲスト用の仮装アイテム

では、新郎新婦が披露宴の余興を企画する際、どのような点に気をつければよいのでしょうか。主なポイントを4つご説明します。

ゲスト全員が楽しめるものを

余興は、ゲスト全員が楽しめる内容にすることが大切です。披露宴には友人だけではなく、親戚や職場の同僚・上司、お世話になった方などさまざまなゲストがいます。そのため、若い人にしかわからない歌やマニアックなお笑いネタなど、嗜好に偏りがあるような余興は控えましょう。

内輪ウケはNG

披露宴には学生時代からの親友や趣味の仲間など、日頃から仲良くしている人が多くいますから、余興も「内輪のノリ」になってしまうことがあります。ですが、披露宴には幅広い関係性の方が出席していますから、一部の人にしかわからない内輪ネタはNG。職場の上司も親戚のおじさんやおばさんも楽しめる企画を考えましょう。

10分以内に収める

披露宴の余興はなるべく10分以内に収めましょう。コンテンツにもよりますが、どんなに楽しい余興でも、ダラダラと長く続くとゲストは飽きてしまいます。余興の間は食事の手を止めてくれる方もいるので、長くても15分程度にまとめることをおすすめします。

準備・練習の時間を取れるかどうか

「一生に一度の披露宴だから、凝った余興で盛り上げたい!」という気持ちはわかりますが、新郎新婦はほかにも準備することが盛りだくさん。あまりにも凝った余興にしてしまうと、準備や練習の時間が取れなくなり、中途半端な仕上がりになってしまう場合もあります。余興を企画する際は、準備期間も考慮に入れるようにしましょう。

ゲストも大満足!披露宴におすすめの余興アイデア

披露宴で踊る新郎新婦

最後に、新郎新婦におすすめの余興のアイデアをご紹介しましょう。

歌・楽器演奏で感謝を伝える

新郎新婦によるデュエットや、趣味のピアノやギターなどの楽器演奏は比較的手軽にできておすすめです。「新郎新婦が歌っちゃうの?」という意外性も手伝って会場は大いに盛り上がるでしょう。伝えたい想いに合う楽曲を選んで心を込めて披露すれば、つたない歌や演奏でもゲストの皆さんにしっかりと伝わるはずです。

ダンスをしながら再入場

お色直しのあとなどに、ダンスをしながら再入場する演出も盛り上がりますよ。たとえば、新郎新婦が手を取って優雅に踊る社交ダンスや、みんなが知っている流行のダンス、地元のお祭りの踊りなど、どんなものでもOKです。新婦がドレス姿でキレキレの動きを見せれば、会場全体が笑顔であふれるでしょう。

サプライズ感たっぷりのフラッシュモブ

街なかなどで、不特定多数の人が突然歌やダンスをしはじめる「フラッシュモブ」は、披露宴の余興にも取り入れられることがあります。

披露宴の歓談中に、ゲストやホテルスタッフに扮していたプロダンサーが突然踊りはじめ、申し合わせておいた新郎新婦の友人たちを巻き込み、最後には新郎新婦も踊り出す…というサプライズ演出。入念な準備が必要ですが、サプライズ感たっぷりでゲストにも喜ばれるでしょう

ゲスト参加型のクイズやゲーム

「自分が歌ったり踊ったりするのはちょっと…」という方は、ゲスト参加型のクイズやゲームがおすすめです。たとえば、お色直し後ドレスの色を当てるクイズや、目隠しをした新婦がゲストに交ざった新郎を当てるゲームはゲストを巻き込めるので盛り上がりますよ。

余興はプロの手を借りるのも一案

余興にこだわりたい場合は、演出のプロにサポートしてもらうとよいでしょう。ブライダル会社に相談することもできますが、余興用の映像制作やフラッシュモブの企画会社など、専門性が高い会社であれば要望に合う演出ができるでしょう。

また、当社SMLのようなイベント企画会社も余興演出のご提案が可能です。各種イベントやパーティーの企画・運営を数多く手がけるプロ集団「the MOMENT」が新郎新婦の思いを形にします。披露宴の演出でお困りごとがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

素敵な余興でゲストをおもてなししよう

新郎新婦自らが披露宴の余興を企画すれば、ゲストに感謝やおもてなしの気持ちが伝わりやすくなりますし、友人に負担をかける必要もなくなります。

内容によっては準備が大変ですが、プロの力を借りれば細々とした手配の手間を省くことも可能です。「自分たちで披露宴を盛り上げたい!」というカップルの方は、ご紹介したアイデアを参考に、素敵な余興でゲストをおもてなししましょう。