会社の忘年会で企画を任されたら、何から手をつけてよいのか迷ってしまうものです。日程調整や会場選び、余興選びなど、幹事がやるべきことは多数あります。とはいえ、ポイントさえ押さえれば、忘年会の企画は難しくありません。忘年会 企画のコツを、本記事で学んでみてください。

忘年会 企画の第一歩・日程調整

カレンダーでスケジュール確認

忘年会の幹事に選ばれたら、まずは日程調整を行いましょう。宴会の日取りは、早めに決めることが肝要。日程調整をスムーズに行うコツを解説します。

アンケートで日取りを絞る

忘年会の日取りを決める際に役立つのが、社員へのアンケートです。参加可能な日をアンケートで調査することにより、多くの社員が集まれる日取りがわかります。

アンケートを募る際は、事前に絞った候補日から、日取りを選んでもらうようにしましょう。これにより、各社員からバラバラのアンケート回答が寄せられることを防げます。

上司の都合を確認する

上記のアンケートで忘年会の日取りを絞り込んだら、上司の都合を確認しましょう。忘年会の日取りは、上司の都合を優先して決めなければなりません。

役職者が参加でき、かつ多くの社員が集まれる日が忘年会に最適な日取りです。役職者の都合を優先しつつ、前述のアンケート結果も踏まえて忘年会の日取りを決定してください。

忘年会 企画のカナメ・会場選び

テーブルが置かれた会場

忘年会の日取りが決まったら、会場選びを行います。会場選びは忘年会 企画のカナメ。参加者が満足できる会場の見つけ方を、詳しく見ていきましょう。

参加人数に合う会場を探す

先ほどのアンケートを参考にすれば、忘年会の参加者数を予想できるはずです。予想される参加者数をもとに、人数に合う会場候補をピックアップしましょう。

会場を選ぶ際は、名物料理や独特の雰囲気などの特色をもつお店を探してください。いくつか会場候補を選んだら、次のステップに進みます。

候補を提示してアンケートを募る

幹事の独断で忘年会の会場を決めてしまうと、参加者から不満があがる場合があります。そこで、ふたたび役立つのがアンケートです。

異なる特色をもつ会場候補を2〜3ピックアップして、どの会場での忘年会を希望するかアンケートを募ってください。これにより社員の意見で会場が決まるため、幹事への不満が出にくくなります。

参加者が満足する会場選びのヒント

近年は若手社員を中心に、会社の忘年会を避ける人が増えています。こうした傾向があるなかで、多くの参加者を集め、かつ満足する忘年会を企画することは難しいと感じるかもしれません。

とはいえ、会場の選び方次第では、若手社員も忘年会に注目してくれます。会場選びのポイントは、非日常感。日常的でない雰囲気の会場で忘年会を開催すれば、若手社員の関心を引くことができます。

たとえば屋形船は、非日常感のある会場の1つ。夜景が流れるなか、畳敷きの室内で行う宴会は、若者の日常ではなかなか味わえません。

ベテラン社員が安心して参加できることも、屋形船を会場に選ぶ利点です。こうした普段利用しない施設・店舗も視野に入れて、忘年会の会場選びを進めてみてください。

忘年会が盛り上がるゲーム・余興を決める

パーティーでマイクを持つ手

忘年会の盛り上げに欠かせないのが、ゲームや余興などの出し物です。出し物選びは、忘年会 企画の醍醐味。定番のゲーム・余興をいくつかピックアップしたので、出し物選びの参考にしてみてください。

忘年会が盛り上がる定番ゲーム3選

忘年会の定番ゲームとして、以下の3つがあげられます。

  • ビンゴ大会
  • 社内クイズ
  • 絵描きゲーム

各ゲームを楽しく進めるためのポイントを、順番に見ていきましょう。

ビンゴ大会

忘年会の代表的ゲームといえば、ビンゴ大会です。ビンゴ大会を楽しく進めたいなら、景品の出し方を工夫しましょう。たとえば、景品の名称を1等賞や2等賞ではなく、A賞やB賞にします。

そのうえで、景品の中身はゲームの最後まで隠してください。これにより、どの景品が豪華賞品なのかわからなくなるため、ゲームのテンションが最後まで下がりません。

社内クイズ

社内クイズとは、年内の社内の出来事をテーマに出題するクイズです。会社の出来事からの出題であれば、ほとんどの参加者が解答できます。

ただし、社内クイズを楽しく進めるには、特定の人が傷つかない話題から出題しなければなりません。できるかぎり、解答で参加者全員が笑える問題を出しましょう。

絵描きゲーム

絵描きゲームとは、記憶だけを頼りに絵を描くゲームです。お題を参加者に描いてもらい、一番似ている絵を描いた人にポイントを与えます。

絵描きゲームを楽しく進めるには、お題を工夫しなければなりません。マニアックなお題は避けて、なるべく多くの人が知るキャラクターや有名人などから出題しましょう。

忘年会が楽しくなる余興3選

忘年会が楽しくなる余興として、以下の3つがあげられます。

  • ダンス・歌
  • 学生時代のちょっとはずかしい写真を公開
  • ムービー上映

ダンスや歌は、忘年会の余興の定番です。直近で流行した歌やダンスがあるなら、メンバーを募って演じてみるとよいでしょう。若手社員からの呼びかけであれば、メンバーも集まりやすいはずです。

学生時代の写真のちょっとはずかしい写真公開は、現在の姿とのギャップを楽しめる余興です。写真の上映には、スクリーンを使用します。写真の提供は、なるべく幅広い年齢の社員にお願いしましょう。

ムービーの上映は、感動を演出できる余興です。たとえば、上司から感謝の言葉を伝えるオリジナルムービーを上映すれば、参加者が感動できますし、社員の団結力も高まります。

忘年会当日までに行う準備

会社でミーティングする男女

日程調整や会場選び以外にも、忘年会の幹事が行う準備は多数あります。忘年会当日までに行う準備を、順番に見ていきましょう。

招待状を作る

忘年会の参加者を確定するには、招待状が必要です。忘年会の日取りと会場を記した往復はがきを作成し、社員全員に送りましょう。返信の期限を記しておくこともお忘れなく。

上司に挨拶をお願いする

忘年会の挨拶は、会社の上司が行います。参加者のなかから以下の3人をピックアップして、忘年会当日までに挨拶をお願いしておきましょう。

  • 役職が1番上の人(開会の挨拶をお願いする)
  • 役職が2番目に上の人(閉会の挨拶をお願いする)
  • 役職が3番目に上の人(乾杯の挨拶をお願いする)

通常、挨拶のお願いを断られることはありません。ただし礼儀として、各上司へのお願いは早めに行ってください。

景品を用意する

宴会でゲームを行うなら、景品は必須です。予算のなかから費用を捻出して、なるべく参加者に喜ばれる景品を用意しましょう。カタログギフトであれば、どのような景品を選んでも荷物になりません。

早めの準備が忘年会成功のカギ

忘年会 企画を成功させるには、幹事が早めに行動を開始することが肝要です。早めに動き出せば、トラブルが生じても回避できます。本記事を参考にして、手早く着実に忘年会の準備を進めてください。