社内交流イベントには、社内の人間関係を活性化させる効果があります。ただし、目的をはっきりさせ、しっかりと内容を練らなければ、企画自体が失敗に終わってしまうことも。社内交流イベントを成功させるために必要なポイントを、本記事でチェックしてみてください。

社内交流イベントの目的とは?

ハイタッチする男女

社内交流イベントを成功させるには、イベントの目的をはっきり意識する必要があります。社内交流イベントは、どういった効果を狙って行うものなのかチェックしておきましょう。

コミュニケーションの促進

社内交流イベントには、社員同士のコミュニケーションを促進させる効果があります。業務内容によっては、毎日顔を合わせる社員の間にも会話は生まれにくいもの。そこで役立つのが、社内交流イベントです。

社員同士の会話が生まれるイベントを開催すれば、社内のコミュニケーションは活性化します。結果として、社員の会社への帰属意識も向上。離職率が下がり、会社に長く勤める社員が育ちます。

モチベーションの向上

社内交流イベントは、モチベーションの向上に役立ちます。社内交流イベントの開催が帰属意識の向上につながることは、先に述べたとおり。社員の帰属意識が高まれば、社内に連帯感が生まれてモチベーションがアップします。

理念やビジョンの共有

社内交流イベントは、会社の理念やビジョンの共有に役立ちます。会社が抱いている理念やビジョンは、思いのほか社員に浸透していないものです。

日々の業務に追われるなかで、会社の方針まで意識できない社員は少なくありません。こうした社員に理念やビジョンを伝える場に、社内交流イベントは最適です。

こんな社内交流イベントは失敗しやすい!

疲れて椅子に座っている男女

会社のために催した社内交流イベントも、内容によっては成果を得られず失敗に終わります。また、イベント内容次第では、社員が反感を抱く場合があるので要注意です。失敗しやすい社内交流イベントの例を見ていきましょう。

会話できる時間が少ないイベント

社員同士が会話できる時間の少ない社内交流イベントは、高い確率で失敗します。たとえば、息つく間もなく出し物が続くイベントでは、社員同士が会話できません。飲み会や食事会などの交流イベントを催すなら、社員同士が会話する時間を多く設けましょう。

上司の趣味に偏ったイベント

上司の趣味に偏った社内交流イベントは、参加者の反感を買う可能性が大です。たとえば、社長の趣味を前面に出したゴルフコンペは、ゴルフが好きな社員でなければ楽しめません。こうしたイベントは、「上司の接待をさせられた」と社員に思われやすいので要注意です。

社員の負担が大きいイベント

社員に大きな負担がかかる社内交流イベントは、期待する効果が得られない場合があります。たとえば、社員が手作りするイベントは、失敗する可能性が大。コミュニケーションは生まれるかもしれませんが、負担を強いられた印象だけが社員に残る場合があります。

成功率の高い社内交流イベント3選

パーティーで盛り上がる男女

前節で見たように、会社のために催した社内交流イベントも、マイナス効果しか生まない場合があります。では、どういったイベントであれば、会社にとってプラスとなるのか。成功しやすい社内交流イベントを、3つピックアップしてご紹介します。

豪華施設で行う交流会

豪華施設で行う社内交流イベントは、多くの社員に喜ばれます。たとえば、豪華クルーザーで催す交流会は、社員が満足する可能性が大。参加者のテンションが上がって、自然とコミュニケーションが生まれます。

表彰イベント

社員の功績を称える表彰イベントは、参加者に感動を与えます。ほとんどの会社員は、自身の努力を会社に認められたいと思っているもの。会社から表彰を受けた社員は承認欲求を満たせますし、表彰式の存在は全社員のモチベーションを向上させます。

体験型イベント

若手社員を中心に人気なのが、体験型イベントです。たとえば、エアガンで撃ち合うサバイバルゲームは、体験型の社内交流イベントとして人気が高まっています。体験型イベントは、社員の連帯感を高めるのに最適。ストレス発散や学びの場としても、体験型イベントは役立ちます。

イベント会社に依頼するのも1つの手

打ち合わせする会社員

社内交流イベントの企画に悩んだら、イベント会社の手を借りるのも1つの手。社内交流イベントの企画を外注するメリットと、イベント会社に依頼できる企画例をご紹介します。

イベント会社に企画を依頼するメリット

イベント会社に社内交流イベントの企画を依頼すると、以下3つのメリットが得られます。

  • 企画に要する手間と時間を省ける
  • プロの提案を受けられる
  • 社員に負担がかからない

社内交流イベントの企画を外注すると、社内で企画を練るための手間と時間を省けます。普段の業務に追われるなか、イベントの企画まで行うのは大変なもの。イベント会社の力を借りれば、最低限の労力で社内交流イベントを企画できます。

イベントのプロから企画の提案を受けられることも、社内交流イベントの企画を外注するメリット。イベント会社に企画を依頼すれば、ていねいなヒアリングを行ったうえで、要望を満たすイベント案を提示してもらえます。

イベント会社には、社内交流イベントの企画だけでなく、イベント本番の準備と運営を依頼できます。このため、大がかりな社内交流イベントも、社員に負担をかけずに実施することが可能。結果的に、イベントの満足度がアップします。

どんな企画を依頼できる?

イベント会社には、多種多様な社内交流イベントの企画を依頼できます。どういったイベント企画を依頼できるのか、例をいくつかあげてみましょう。

  • 表彰イベント
  • スポーツフェスティバル
  • ファミリーデー
  • チームビルディングイベント

4つ目にあげた「チームビルディングイベント」とは、チームの結束やコミュニケーションの向上を目的とするイベントです。広いフィールドを使った謎解きやボランティア、自然のなかで楽しむアクティビティなどが、チームビルディングイベントにあげられます。

イベント会社に企画を任せれば、本格的な社内交流イベントを催すことが可能。イベントの企画に行き詰まったら、イベント会社やイベント代行業者の力を借りてみてください。

アンケートで社内交流イベントを磨き上げよう

以上見てきたポイントを参考にすれば、社内交流イベントは高確率で成功します。ただし、一度の成功で満足してはいけません。イベントが終わったらアンケートを取り、回答を次回イベントの参考にしましょう。企画と実施、修正を繰り返して、社内交流イベントを理想的なものに磨き上げてください。