「周年パーティ」で会社の節目を祝う！目的・効果や成功に導くヒント

企業イベントの中でも特に盛大におこなわれることが多い周年パーティ。会社の節目を祝う一大イベントなので、しっかり盛り上げて成功させたいですよね。この記事では、企画を任された方のために、周年パーティの目的・効果やイベントを成功させるヒントを解説していきます。

周年パーティの目的・期待する効果を明確にしよう

周年パーティを企画するにあたって、まず開催する目的や期待される効果を確認しておきましょう。

周年パーティは、会社の節目を祝うために開催されるビッグイベントです。創業しても短期間で廃業に追い込まれる会社が少なくない中、5年、10年、20年と続けられるのはとても素晴らしいことです。

会社が長期間存続して社会に貢献していることを誇りに思い、社員みんなで盛大にお祝いしましょう。

周年パーティは単なるお祝いイベントではなく、会社の存続に貢献している従業員や、日頃からお世話になっている取引先に感謝の気持ちを伝える意味合いもあります。

「●周年を迎えられたのはあなた方のおかげです」と会社から感謝されれば、社員の会社に対する愛着・帰属意識は高まりますし、取引先とのつながりもさらに深まるはずです。

社員のモチベーションを高める効果も期待できます。日常業務に追われていると、会社の存続年数を意識することはほとんどないでしょう。

でも、節目ごとに周年パーティを開くと会社の歴史などに触れることができ、自分の仕事を誇りに思えるようになります。

また、周年パーティは全社員が一堂に会する貴重な機会でもあり、「この人たちと一緒に会社を支えている」という自覚や一体感を与えることにもつながります。

多くの社員や取引先が参加している周年パーティは、会社のビジョンや今後の経営方針を伝える絶好の場でもあります。

会社がこれまで続いてきたことへの感謝を伝えるとともに、会社が目指す方向・戦略を示し、これからも協力してほしいという想いを語ることが大切です。

「過去」を讃えるイベントで終わらせず、会社の「未来」を共有できる内容にしましょう。

周年パーティを新製品や新サービスの販売促進の場として活用するのもおすすめです。

取引先を招いている場合、会場の一角に特設ブースを用意したり、新製品にちなんだお土産を用意したりするとインパクト大ですし、その後の営業活動もしやすくなります。

既存品であれば、創立10周年記念パッケージや記念キャンペーンを展開することで販促効果が期待できます。

周年パーティを成功させるには、以下のポイントを意識しましょう。

周年パーティは会社の重要イベントなので、経営トップにもさまざまな想いがあるはずです。企画内容を経営トップとすり合わせずに進めてしまうと、「イメージと違う」「もっとこうしてほしい」などやり直しになる可能性があるので要注意。

企画の際は社長や担当役員と方向性をこまめにすり合わせ、経営トップの想いが出席者にしっかり伝わる内容に作り上げていきましょう。

周年イベントは、なるべくアットホームな雰囲気になるように演出することも大切です。かしこまった式典風だと、緊張感のある雰囲気になってしまい出席者が楽しめません。

会場を華やかに飾り付けるほか、くす玉や鏡割りといった盛り上げアイテム・プチイベントを用意するなどしてお祝いムードを高めましょう。

周年パーティや会社にちなんだ巨大ケーキを特注したり、オリジナルの記念品を配布したりするのもおすすめです。

周年パーティ関連の情報は、FacebookやツイッターなどのSNSと連動させて随時発信すれば、会社の歴史や社風などを社外の方にも伝えることができます。

また、記念品のプレゼントやキャンペーンの告知をして、会社のホームページに誘導するのもおすすめです。節目を会社全体で祝うポジティブな雰囲気は、企業のブランドイメージにも良い作用を与えるでしょう。

周年パーティに取引先や顧客を招待している場合、内輪ネタで盛り上がったり、社員しかわからない社内用語を多用したりするのはNGです。

社員の仲の良さをアピールするのはいいですが、周年パーティは取引先への感謝を伝える場であることを忘れてはいけません。招待客の居心地が悪くなるような雰囲気にならないよう配慮しましょう。

周年パーティは、従業員や取引先に日頃の感謝を伝えたり、会社の今後のビジョンを浸透させたりするための重要なイベントです。

多くの社員や取引先が顔を合わせる貴重な場でもあるので、単なるお祝いパーティにとどまらず、目的や効果を意識して戦略的に実施することが大切です。

出席者がリラックスして楽しめる雰囲気づくりはもちろん、製品・サービスのPRやSNSを活用するなどし、会社の未来につながる周年パーティにしましょう。