新卒採用ムービーを制作する企業が増えています。動画は効率よく情報を伝えられるメディア。ただし、本格的な制作には多額の費用がかかります。新卒者確保のためにムービーを作る価値はあるのでしょうか。新卒採用ムービーのメリットや費用、制作のポイントなどを解説します。

新卒採用ムービーの利点をチェック

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いかに新卒採用ムービーが流行っていても、利点がなければ費用を投資して制作する意味がありません。新卒採用ムービーを制作するメリットについて、詳しく見ていきましょう。

多くの学生に認知してもらえる

新卒採用ムービーを制作することにより、多くの学生に自社の存在を認知してもらえます。自社ウェブサイトやYouTubeなどを利用すれば、世界中にむけてムービーを公開することが可能。不特定多数の学生に対して、新卒者募集をアピールできます。

自社の雰囲気・魅力を伝えられる

新卒採用ムービーは、自社の雰囲気や魅力を伝える強力なメディアとなります。文章や静止画像だけでは、企業のイメージは伝わりにくいもの。動きと音を使えるムービーだからこそ、企業の雰囲気をリアルに伝えることができます。

入社の決断を後押しできる

新卒採用ムービーにより、内定者が入社を決断するケースがあります。どのような学生も、就職には不安を持つもの。ていねいに制作された新卒採用ムービーは、学生の入社決断を後押しします。

新卒採用ムービー制作のポイントは?

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新卒採用ムービーを制作するなら、効果の高いものにしたいところ。ムービー制作時に押さえたいポイントを解説します。

ターゲットを明確にする

どのような人物を採用したいのか。この点を明確にしないことには、効果的な新卒採用ムービーは制作できません。新卒者とひとくちに言っても、性格や素養はさまざま。採用部門や経営陣と相談して、新卒採用ムービーのターゲットとする人物像を明確にしましょう。

社員の表情を盛り込む

新卒採用ムービーには、できれば現役社員の表情を盛り込みたいところです。業務内容やビジョン、福利厚生といった情報だけでは、企業の魅力はなかなか伝わりません。真剣に働く社員の表情にこそ、企業のよさがにじみ出るものです。

学生に安心してもらう意味でも、社員の表情は盛り込むべきといえます。先にも触れたように、学生は就職に不安を覚えるもの。先輩社員の姿をムービーで紹介し、就職希望者の不安を取り除いてあげましょう。

会社側の本音を伝える

新卒採用ムービーでは、会社の本音もしっかり伝えるようにしましょう。たとえば、「決して楽な仕事ではない」「厳しい環境に挑める人が欲しい」といったメッセージがあるなら、包み隠さずムービーに盛り込んでください。

こうしたメッセージを盛り込むことにより、新卒者採用に対する真摯な姿勢を示せます。メリットばかりを並べた新卒採用ムービーを見ても、学生は不審を抱くもの。会社が正直なメッセージを伝えれば、学生も安心して面接を受けやすくなります。

新卒採用ムービー制作費用の相場

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新卒採用ムービーの制作は、映像制作のプロに依頼することが一般的。プロフェッショナルに任せれば、高クオリティのムービーを作り出せます。ただ気になるのは、制作にかかる費用。新卒採用ムービー制作には、どの程度の金額がかかるのでしょうか。

20万〜100万円が相場

新卒採用ムービー制作の費用は、20万〜100万円が相場です。実際にかかる費用は、ムービーの内容やクオリティなどに応じて決まります。

20万〜50万円程度の予算では、あまり凝った内容の新卒採用ムービーは作成できません。低予算で制作できるのは、映像素材とインタビューで構成される簡易的なムービーだと思ってください。

ムービーにCGやナレーションを入れる場合は80万〜100万円、あるいはそれ以上の費用が必要です。新卒採用ムービー制作に割ける費用は、各企業で異なるはず。まずは大まかな予算を決めて、その範囲で作れるムービーを模索してください。

低料金で制作依頼する場合の注意点

新卒採用ムービーをなるべく安く制作したい、と考える企業も多いことでしょう。上記のとおり、簡易的なムービーであれば20万〜50万円の予算で発注できます。ただ、低料金でムービー制作を依頼する場合は、以下の点に注意しなければなりません。

  • 制作を個人事業者に外注している場合がある
  • 映像素材を自社で用意する必要がある
  • 企業側の意見が反映されにくい

低価格で新卒採用ムービー制作を請け負う業者では、映像制作を個人事業者に外注している場合があります。この場合、受注する個人事業者の腕前次第で、ムービーの出来栄えが決まることに。クオリティの低い作品が納品される可能性も、ゼロとは言い切れません。

低予算で新卒採用ムービー制作を依頼すると、自社での映像素材の用意が必要となる場合があります。この場合、映像制作会社が行うのは動画編集のみ。依頼主は手間暇をかけて映像素材を用意する必要がありますし、撮影機材も自社で揃えなければなりません。

低料金で発注する新卒採用ムービーには、自社の意見をあまり反映できない場合があります。業者へのお任せコースとなってしまい、思ったとおりのムービーを作れないケースがあるので要注意です。

新卒採用ムービー制作におすすめの業者3選

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新卒採用ムービー制作を手がける業者の中から、実績ある3社を選んでご紹介します。ムービー発注先選びの参考にしてみてください。

株式会社PROOX

「株式会社PROOX(プルークス)」は、動画マーケティングを得意とする動画制作会社。自社ウェブサイトに、400件近い映像制作実績を公開しています。動画制作の価格は30万円から。

株式会社PROOXの詳細はこちら

HRディレクション株式会社

「HRディレクション株式会社」は、採用戦略・採用業務に特化したコンサルティング会社。新卒採用ムービー制作を依頼すると、採用コンサルティングが付随します。動画制作の価格は60万円から。

HRディレクション株式会社の詳細はこちら

メディアフォーユー株式会社

「メディアフォーユー株式会社」は、ビジネス用のムービー制作を専門とする映像制作会社。ムービー制作後3年間まで、テロップの無料修正に対応してくれます。動画制作の価格は50万円から。

メディアフォーユー株式会社の詳細はこちら

新卒採用ムービーが企業の未来をにぎる

2020年代の新卒者獲得には、ムービー制作が必須となります。移動通信システム「5G」の導入にともない、動画コンテンツの重要性が増すためです。

ムービーの活用が企業の未来を左右する。そんな時代が目の前に迫っています。本記事を参考にして、ぜひ新卒採用ムービー制作に着手してみてください。