ご自身の会社では社内コミュニケーションをうまくとれていますか?社員同士のコミュニケーションは、会社の成長を左右するほどに重要なものです。今回は、社内でコミュニケーションを促進することによって得られる効果と手法を詳しくお伝えしていきます。

円滑な社内コミュニケーションはなぜ必要?

職場の様子

なぜ社内コミュニケーションは重要なのでしょうか。主な理由は以下の2点です。

社員に会社のビジョンや目標を浸透させるため

会社のビジョンや目標を社員に浸透させるには、円滑なコミュニケーションが欠かせません。

上司や同僚と話す機会が少ない職場では、会話は最低限のやりとりにとどまり、経営や事業全体について社員同士で話し合うことはあまりありません。

ですが、立場や部署の垣根なく話せる職場環境であれば、会社のさまざまな情報を共有でき、大きな視点をもちながら仕事を進められるようになるでしょう。

社内の雰囲気を良くするため

社員同士のコミュニケーションが活発になると、職場全体に活力が出てきます。

仕事の事務的なやりとりはメールでも完結できますが、プラスαの情報交換をするなら対面でのコミュニケーションが最善です。職場の雰囲気の良し悪しは社員のモチベーションに関わりますし、企業風土にも影響します。

社内コミュニケーションの活性化で期待できる効果

社内コミュニケーションのメリット

社内コミュニケーションが活発になると、どのような効果が得られるのでしょうか。4つのメリットをご紹介します。

①社員のモチベーションが高まる

コミュニケーションが日頃からうまくいっている職場では、仕事に対する意欲が高まりやすいです。

社員同士の会話が少ないと、仕事や人間関係の悩みを一人で抱えこんでしまいがちですが、気軽に話せる環境であれば解決しやすくなります。相談しやすい上司や同僚の存在は、やる気やチャレンジ精神を引き出すことにもつながります。

②仕事の効率性・生産性が向上する

社員同士の意見交換が活発な場では、仕事の効率性や生産性の向上が期待できます。社内交流が希薄な会社では、部署間でタスクが重複していたり、コミュニケーション不足が原因でミスが起きたりします。

チームメンバー同士はもちろん、他部署とも意見を交わし合い、情報共有がスムーズにおこなわれれば、それぞれの業務の無駄を省くことができます。アウトプットの質も高められるでしょう。

③顧客満足度が高まる

コミュニケーションが活発になり、社員一人ひとりが効率的で生産性の高い仕事をするようになれば、商品やサービスの質が向上します。そうすると、商品を利用するエンドユーザーの満足度も高まります。

また、BtoBの場合、営業の担当者同士で市場や競合などの情報を共有しておけば、クライアントへの提案力向上にも役立つでしょう。

④離職率が下がる

立場や部署の垣根を越えた交流がしやすい会社は、社員が長期間定着しやすいです。いま、入社3年以内の社員の離職率は約3割と言われています。

コストをかけて採用した貴重な人材を、たった3年で流出させてしまうのは企業にとって大きな損失です。

離職理由として最も多いのは、職場の人間関係の悩みや不満です。風通しが良く円滑なコミュニケーションがあれば、職場内のトラブルを防ぐことができるでしょう。

社内コミュニケーション促進に有効な手法

1on1ミーティング

では、社内コミュニケーションを促進できるおすすめの方法をご紹介しましょう。

1on1ミーティングやメンター制度

1on1ミーティングは、上司と部下が定期的に1対1でおこなう面談です。1on1ミーティングを取り入れているヤフーでは、週に1度、30分程度おこなっています。

こうした場をもうけることで、仕事の悩みや進捗状況について話し合いやすく、問題を解決しやすくなります。

先輩社員が若手社員の相談相手(メンター:mentor)になる制度も有効です。メンター制度も1対1で、メンターは直属ではなく他グループの先輩が担当することが多いです。

利害関係のない間柄なので仕事の率直な悩みも相談しやすく、若手社員のモチベーションアップにもつながります。

フリーアドレス制度

職場の席を固定化せず、自由に席を選べるフリーアドレス制度を取り入れる企業も増えています。仕事をする場所を変えることで違うチームや部署の人との会話が自然に増え、部署間の垣根をさらに低くすることができます。

社内イベント

忘年会や表彰パーティーなど、多くの社員が参加する社内イベントを開催するのもおすすめです。社内イベントをおこなう会社は減少していましたが、コミュニケーションを活性化する効果が高いため、最近ではその価値が見直されています

専門のサポート業者を活用しよう

社内コミュニケーションの専門業者

活発な社内交流のある会社にしたいなら、専門業者の力を借りましょう。

社内コミュニケーションを得意とする都内のサポート会社

都内のコンサルティングサービスを2つご紹介します。

TUNAG(ツナグ)

あらゆる組織課題を改善するノウハウが豊富で、社員のエンゲージメント向上施策にも定評があります。課題の抽出から施策設計・実行だけではなく、データに基づいた施策の改善まで一貫して支援してもらえます。

なお、ツナグはコンサルティングサービス名で、スタメンという会社が運営しています。

TUNAG(ツナグ)の公式サイト

株式会社ココティアコンサルティング

「アクティブメンタル®」という独自のアプローチ方法で職場を活性化させるコンサルティング会社です。既存の手法にとらわれず、企業ごとに異なる課題やカルチャーに則した改善方法を提案してくれます。

株式会社ココティアコンサルティングの公式サイト

社内イベント専門の代行業者もおすすめ

社内イベントに力を入れたい場合は、イベント専門のサポート業者に依頼しましょう。当社(SML)のような代行業者なら、企画から運営まで一貫して任せることが可能です。ノウハウや知見も豊富なので、自社に合う社内イベントを実現できます。

活発な社内コミュニケーションで仕事に付加価値を

社員同士のコミュニケーションは適切な施策を打てば活性化し、モチベーションや生産性の向上が期待できます。

ITツールの発達により業務連絡等の利便性は高まっていますが、一方でリアルな会話が少ないとプラスαの情報共有がしにくくなるという弊害も。職場に活気がなくお困りの場合は、専門業者を活用しながら改善を図りましょう。