社内イベントの盛り上がりを左右する、オープニング演出。イベントスタートを飾る華やかな演出は、会場のテンションを一気に上げてくれます。社内イベントを印象的なものにするためにも、オープニング演出にはこだわりたいところ。オープニング演出の種類や費用などを詳しく解説します。

オープニング演出の種類をチェック

ラテンダンスを舞う男女

オープニング演出には多数の種類があります。ただし、すべての演出が社内イベントに向くわけではありません。社内イベント向けのオープニング演出をチェックしてみましょう。

オープニング映像の上映

社内イベントのオープニング演出としてメジャーなのが、オープニング映像の上映です。オリジナル映像を大スクリーンで上映すれば、会場の雰囲気が変わり、イベントへの期待感が高まります。

オープニング映像の上映時間は、3〜10分程度が一般的。映像の内容はイベントに合わせて決めます。

会社の周年式典であれば、自社の理念や歴史、業績などがわかる映像を制作するとよいでしょう。新年会のオープニングには、過去1年間の出来事や業績をまとめた映像を用意したいところです。

また、社内イベント用のオープニング映像には、社内の様子がわかる素材(写真・動画)を盛り込むことが一般的。業務風景や会議の様子などを撮影した素材を用意して、オープニング映像に取り入れましょう。

ダンスパフォーマンス

華やかなオープニング演出として人気が高いのが、ダンスパフォーマンスです。躍動感あるダンスは会場の熱気を高めますし、参加者のテンションも上げてくれます。ダンスパフォーマンスのジャンルは、イベントの雰囲気に合わせて選んでください。

若い社員が多い会社のイベントには、ヒップホップダンスやハウスダンスなどのストリート系ダンスが似合います。伝統を重んじる企業のイベントであれば、タップダンスやラテンダンス、民族舞踊などでオープニングを飾るとよいでしょう。

なお、どのようなダンスパフォーマンスを行う場合も、音響設備が必要です。ダンスパフォーマンスの依頼は、会場の音響設備を確認したうえで行ってください。

イリュージョンショー

イベントのオープニングを派手に飾る演出として、イリュージョンショーがあげられます。イリュージョンショーとは、大がかりなセットを使うマジックショーです。

イリュージョンショーの例にあげられるのが、マジシャンの空中浮遊や、鉄の檻から女性が出現するマジック、脱出マジックなど。これらマジックに音響や照明を使った演出を加えることにより、幻想的なステージが創られます。

オープニング演出はどこに依頼する?

スマートフォンで電話する男性

各種オープニング演出を実現するには、専門業者の力を借りる必要があります。前節で解説した3つのオープニング演出の、依頼先を見ていきましょう。

オープニング映像の依頼先

イベント用オープニング映像の制作は、映像制作会社に依頼できます。依頼先の選択は、インターネットを活用して行いましょう。

多くの映像制作会社では、過去に制作した映像をホームページ上に公開しています。過去の制作物は貴重な情報源。その会社が手がける映像作品のクオリティや、作品の方向性を知る資料となります。

ダンスパフォーマンスの依頼先

ダンスパフォーマンスの依頼先には、ダンサー派遣業者と、タレント派遣業者があげられます。演じて欲しいダンスの種類が決まっている場合は、そのジャンルのダンサー派遣に対応している業者を探してください。

演じて欲しいダンスのジャンルが決まっていない場合は、ダンサー派遣だけでなく、イベントの企画運営も相談できる業者を探しましょう。

イベントの企画運営に強い業者なら、大まかな要望(イベントの趣旨や雰囲気、会場の広さなど)に合わせて、ダンスのジャンルや演出方法を提案してくれます。

イリュージョンショーの依頼先

イリュージョンショーの依頼先には、マジシャン派遣業者があげられます。マジシャン派遣業者を選ぶ際は、依頼できるイリュージョンショーの内容や、イベント出演の実績をチェックしましょう。出演実績が豊富な業者であれば、安心してショーを依頼できます。

気になるマジシャン派遣業者が見つかったら、イベント出演について問い合わせを行いましょう。問い合わせする際は、イベントのイメージや会場の規模・設備などを伝えると、契約がスムーズに進みます。

オープニング演出にかかる費用相場

お金の受け渡しをする手

オープニング演出には多数の専門家が関わるため、ある程度高額な費用がかかります。オープニング演出に必要な費用の相場を、演出の種類ごとに見ていきましょう。

オープニング映像制作にかかる費用

オープニング映像の制作費用は、3分間の映像の場合で10万〜20万円が相場です。映像制作費の内訳は、企画構成費、台本作成費、撮影費など。実質的には、人件費と機材費が費用の大半を占めます。

オープニング映像制作の依頼は、大まかな予算を決めたうえで行いましょう。また、映像業者と契約を結ぶ前に、必ず追加費用の発生条件を確認してください。

映像制作では、撮影スケジュールの変更や、作品完成後の修正などにより追加費用が発生します。予算オーバーを防ぐために、追加費用の発生条件はしっかりチェックしましょう。

ダンスパフォーマンスにかかる費用

ダンスパフォーマンスにかかる費用は、ダンスの内容ダンサーの人数、知名度などによって決まります。ダンサー2名の出演を依頼するなら最低でも2万円、ダンサー4名が必要なら4万円以上の費用が必要です。

ダンスパフォーマンスの費用は、ダンスに用いる曲によっても変わります。ダンサーのレパートリーにない曲を指定する場合は、振り付け料を支払わなければなりません。

振り付け料の相場は、1曲あたり2〜3万円程度。会社のオリジナルソングや、知名度の低い曲でダンスをして欲しい場合は、最低でも5万円以上の予算を用意してください。

イリュージョンショーにかかる費用

イリュージョンショーの依頼には、最低でも15万円の費用がかかります。大がかりなショーを希望する場合は、30万円以上の予算を組んでください。

なお、15万円以上の予算が組めない場合は、ステージマジックを依頼するのも手です。トランプやハト、リングなどを使った定番マジックであれば、10万円程度の費用で依頼できます。

オープニング演出に迷ったらイベント代行業者に相談を

オープニング演出の選択は、イベントの内容や雰囲気に合わせて行わなければなりません。どのような演出を選べばよいか迷うなら、イベント代行業者に相談するのも1つの手です。

イベント代行業者は、イベント企画のプロ。オープニング演出に関しても、豊富な経験と知識をもとにアイデアを提案してくれます。本記事に目を通してもオープニング演出を選び切れない場合は、イベント代行業者の利用を検討してみてください。