規模の大きい社内イベントの司会は、プロの司会者に任せたいところです。プロが司会を務めれば、イベントのクオリティがグッと上がります。では、プロ司会者の派遣を受けるにはどうすればよいのでしょう。司会者派遣の依頼方法や費用の相場、司会者選びのポイントを解説します。

司会者派遣はどこに依頼する?

電話をかける会社員男性

司会者派遣を受けるには、イベントむけの人材派遣を行う業者を探す必要があります。どのような業者が司会者派遣に対応しているのか、詳しく見ていきましょう。

司会・タレント派遣業者へ依頼する

司会者派遣は、司会者やナレーターなどの“声のプロ”の派遣を専門とする業者、もしくはタレント派遣業者に依頼できます。タレント派遣業者の場合は、司会のプロはもとより、タレントに司会を依頼することも可能です。

依頼からイベント実施までの流れ

司会者派遣の依頼からイベントの実施までは、以下の流れで進みます。

  1. 問い合わせ
  2. 適任者の提案
  3. 見積もり
  4. 打ち合わせ
  5. イベント実施

前述した各種業者に司会者派遣を問い合わせると、ヒアリングを行ったうえで適任者を提案してくれます。ヒアリングで尋ねられるのは、イベントのスケジュールや内容、予算などです。

業者が適任者を提案する際は、推薦する司会者を派遣した場合の見積もりも出してくれます。見積もりの内容や金額に納得したら、契約を決定してください。

司会者派遣を正式決定したら、イベントにむけた打ち合わせを行います。打ち合わせが完了すれば、あとはイベントを決行するのみ。ただし、開催当日までにイベント内容に変更が合った場合は、速やかに派遣業者に連絡を入れてください。

司会者派遣の費用相場

赤い電卓を叩く男性の手

司会者派遣を依頼する際は、あらかじめ予算を決めておいたほうが交渉をスムーズに進めることができます。適正な予算を決めるために、司会者派遣の費用相場をチェックしておきましょう。

最低4万円からが相場

司会者派遣にかかる費用は、2時間のイベントの場合で4〜5万円が相場です。司会者派遣を依頼する際は、最低でも4万円以上の予算は用意しましょう。

イベントの時間が8時間程度と長い場合は、司会者派遣の費用相場も7〜8万円に上がります。1日がかりのイベントを行う場合は、司会者用に8万円以上、できれば10万円程度の予算を組んでください。

条件に応じて費用が変わる

司会者派遣の費用は、諸条件に応じて変動します。派遣費用を左右する主な要素は以下の4つです。

  • 司会者の知名度やスキル
  • イベントの内容
  • 台本の完成度
  • アドリブが必要か否か

知名度の高い司会者や、特殊なスキルをもつ司会者は、派遣費用が高額です。司会者の特殊なスキルには、多言語への対応力があげられます。

イベント内容や台本の完成度、アドリブの要・不要も、司会者派遣の費用に影響する要素です。基本的には、しっかりした台本があり、かつアドリブが不要であれば、司会者費用が安くなると思ってください。

昼食代・飲み物代も必要

多くの場合、業者より派遣された司会者の昼食や飲み物は、依頼主が用意します。これら司会者の飲食代も、司会者派遣を依頼する際の予算に入れておきましょう。

司会者選びのポイント

人物写真を選ぶ手

司会者とひとくちにいっても、さまざまなタイプの方がいます。司会者の個性は、イベントの雰囲気を左右する重要要素。司会者選びのポイントを見ていきましょう。

イベントの雰囲気に合う司会者を選ぶ

社内イベントの雰囲気は、イベント内容によって大きく異なるはず。となれば、司会者の選択はイベントの雰囲気に合わせて行いたいところです。

式典のような雰囲気が堅いイベントには、経験豊富で落ち着いたイメージの司会者がマッチします。カジュアルな社内交流イベントであれば、バラエティ番組やラジオDJの経験をもつ司会者が適任です。イベントのイメージや方向性を固めたうえで、雰囲気に合う司会者を探してください。

芸人や落語家を選ぶのもあり

くだけたイメージのイベントを行うなら、司会者にお笑い芸人や落語家を選ぶのも手です。芸人や落語家は、イベントを盛り上げるプロ。話が楽しいだけでなく、トークの間の取り方も心得ています。

タレント派遣業者であれば、芸人や漫才師、落語家などを司会者として派遣してくれます。イベントを和やかな雰囲気にしたいなら、タレント派遣業者に司会者派遣を相談してみてください。

バイリンガルの司会者が必要なケースも

社内イベントに海外からの来客がある場合は、バイリンガルの司会者が必要となります。たとえば、ワールドワイドで事業展開している企業であれば、社内イベントに海外の関係者を招くこともあるでしょう。

バイリンガルが司会を務めれば、海外から来客した方もイベントを楽しめます。バイリンガルの司会者の派遣料は、日本語話者の1.5倍程度が相場。費用はやや高額になりますが、海外からの来客があるなら、依頼する価値は高いといえます。

おすすめの司会者派遣業者3選

親指を立てる3つの手

司会者派遣に対応する業者から、おすすめの3社をピックアップしました。異なる特徴をもつ3社を選んだので、業者選びの参考にしてみてください。

多様な司会を依頼できる「テイクプロデュース」

「テイクプロディース」は、多様な司会者の派遣に対応するタレント派遣業者。一般的な司会者はもとより、落語家やタレント、漫才師、局アナなどを司会者として派遣してくれます。多様なラインナップから司会者を選びたいなら、テイクプロディースをチェックしてみてください。

テイクプロディースの詳細はこちら

企業イベントの実績が多い「K’s Factory」

「K’s Factory」は、企業イベントへの司会者派遣の実績が豊富な人材派遣業者です。企業の表彰パーティーや商品発表会など、K’s Factory所属の人材が司会を務めたイベントは多数。

企業イベントに強い司会者をお探しなら、K’s Factoryのウェブサイト「Event MC Partner」をチェックしてみてください。

Event MC Partnerの詳細はこちら

低料金が魅力の「フロンティアチャンネル」

「フロンティアチャンネル」は、比較的安価で司会者派遣を行っている新進気鋭の業者。日本語の司会であれば、最安25,000円から派遣を依頼できます。低料金で司会者派遣を依頼したいなら、フロンティアチャンネルをチェックしてみてください。

フロンティアチャンネルの詳細はこちら

イベント代行業者に任せるのも1つの手

以上解説した内容だけでは、どのような司会者の派遣を依頼すればよいか決め切れないかもしれません。もし、司会者派遣に迷ったら、イベント代行業者の手を借りるのも1つの手です。

イベント代行業者に相談すれば、イベントのイメージを踏まえて司会者派遣の提案を行ってくれます。司会者選びの手段として、イベント代行業者の活用も検討してみてください。